サーマル

この研究分野が目指すこと

快適な移動を支える冷熱マネジメントシステム​

サーマル分野では、高性能な冷暖房・エネルギーマネジメントシステムを開発しています。電気自動車のバッテリ、自動運転を実現するコンピュータは温度管理が非常に重要になっています。寒い日も暑い日も乗員の快適性と車両システムの温度管理を高効率で実現するシステムを目指しています。

研究事例

システムの高効率化を支える熱流解析技術​

ヒートポンプシステムは電気エネルギーで冷媒を圧縮することで熱を生み出し、水や空気と熱交換することで温度を調整しています。
このときの冷媒、水、空気の流れ方、乱れ方が熱交換時の効率や騒音を決定するため、SOKENはその流れや乱れを視える化することで、無駄のない流れを追求しています。​

放熱フィン周りの沸騰冷却現象

高度運転制御システムの冷却性能向上技術​

自動運転車では運転制御に必要なCPUの発熱が増大するため、効率的な冷却が求められます。SOKENでは空冷・水冷だけでなく、より高い冷却性能が期待される沸騰を用いた冷却についても放熱メカニズムを解析し、最適な冷却システムを研究しています。

車室内の空調騒音の視える化​

電気自動車は騒音源であるエンジンがないため、これまでに気にならなかった異音も気になってしまいます。SOKENはわずかな異音も聞こえない車室空間を目指し、空調騒音をはじめとしたさまざまな異音がどの部品から発生し、どのように伝わって聞こえるかを視える化し、解決策を提案しています。

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